妊娠検査薬のフライング前に絶対チェック!!妊娠検査薬の仕組み

妊活中の方であれば、誰でも1度くらいは妊娠検査薬を使ってみたことがあるんじゃないでしょうか?

私が妊活をしていた頃は、ほぼ毎周期必ずフライングで(生理予定日前から)妊娠検査薬を使って妊娠しているかどうかをドキドキしながら確認していました。

妊娠検査薬を使うときに毎回必ず不安になるのが、『この結果、本当に信じていいの!???』っていうこと。

陰性が出た場合は、

『ここから陽性に変わることってある??』『何日後かに調べると陰性から陽性にあるかも?』

と思って色々調べますし、

陽性が出ても、

『妊娠してなくても陽性になることもあるんじゃないの?』『このあと陰性に変わることもある?』

と疑ってしまい、結局毎回色々調べるハメに…

妊娠検査薬が反応する仕組みを事前に知っていれば、結果をすんなり信用できるんですけどね。

そこで、これからフライングで妊娠検査薬を試す方のために妊娠検査薬が陽性に反応する仕組みについて、詳しく解説しておきたいと思います。

フライングする前に、目を通していただくと参考になるはずです!!

妊娠検査薬はHCG(妊娠ホルモン)に反応して陽性になる

女性の体はさまざまな女性ホルモンによって成り立っていますが、妊娠して初めて作られるホルモンがあります。

それが、HCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)です。

このHCGは、通常受精卵が子宮に着床してから初めて作られるようになり、生理予定日頃から尿として出てくるようになると言われています。

hCGは着床した受精卵から生えてくる絨毛から分泌されるホルモンで、胎盤の形成など妊娠の継続に関わる働きをします。分泌量には個人差がありますが、妊娠3週で0~50IU/L、妊娠4週で20~500IU/L、妊娠5週で500~5,000IU/Lと、分泌量が増加していきます。

https://aih-net.com/pikarada/birth/3129/

妊娠検査薬は、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(human chorionic gonadotropin : hCG)という物質を検出しています。hCGとはαとβの2つのサブユニットからなる糖蛋白質ホルモンです。このホルモンは、受精卵が着床して直ぐに妊娠絨毛の栄養細胞で産生され、黄体を刺激しプロゲステロンというホルモンの産生を促し、妊娠6~8週までの妊娠維持に促進的に働きます。通常、妊娠中にのみ著しく産生されるため、尿中のhCGを検出する事で妊娠を早く知る事が出来ます。

https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/kensa/column/column_067.html

妊娠検査薬は、この妊娠して初めて作られるHCGを検出し、尿中にHCGが含まれていれば陽性含まれていなければ陰性になるような仕組みになっています。

妊娠検査薬が陽性反応になるのはいつ頃?

妊娠が成立していた場合、HCGは受精卵の着床時期である高温期7日目~10日目(排卵後7日~10日目)頃から作られ始めることになります。

しかし、着床完了したばかりの時期は、まだ尿中のHCGの量が少なく妊娠検査薬がHCGを検出できません。

HCGは、個人差はあるものの着床から次第に分泌量が増えていきます。

◆HCG分泌量の推移◆

妊娠3週(高温期12日目頃):0~50IU/L

妊娠4週(生理予定日頃):20~500IU/L

妊娠5週(生理予定日1週間頃):500~5000IU/L

◆市販されている妊娠検査薬の感度◆

生理予定日1週間後から使えるタイプ(ドゥーテスト、チェックワンなど):50IU/L

生理予定日当日から使えるタイプ(チェックワンファストなど):25IU/L

″生理予定日1週間後”や″生理予定日当日”よりも前の時期にフライングで妊娠検査薬を使った場合、尿中のHCG分泌量が十分ではないこともありますし、めでたく妊娠していたとしても陰性反応が出てしまう可能性があるため、

信頼できる判定結果を得るためには、メーカーの定める検査時期を守って検査をすることが大切になります。

フライングの時期に妊娠検査薬が陽性反応になることもある?

しかし、実際はもう少し早い時期でも妊娠検査薬が陽性反応を示すことがあるんです。

上のHCG分泌量の推移を見てみると、生理予定日前や生理予定日頃でも尿中HCGが50IU/L(妊娠検査薬が陽性になるレベル)に達している可能性があることがわかりますよね。

つまり、生理予定日前でも妊娠検査薬が陽性反応になる可能性がある、ということになります。

生理予定日当日から使える早期妊娠検査薬(チェックワンファスト)も同様に、生理予定日前に使っても陽性反応になる可能性があります。

私が妊活中、フライングで生理予定日前から妊娠検査薬を使ったことが何度もありますが、高温期11日目で陽性反応が出たこともありました。

高温期11日目というと、生理予定日の3~4日前に陽性反応が出たことになります。

仮に、フライングの時期に妊娠検査薬を使用して陰性になったとしても、落ち込む必要は全然ありません!!

まだ、HCGの分泌量が妊娠検査薬が検出できる量に達していないだけで、数日後に検査すると陽性になるという可能性もあります。

HCG分泌量には個人差があるので、フライングの時期に検査する場合は(妊娠していたとしても)陰性反応になってしまう可能性もあることを念頭に置いて、検査開始するようにしてくださいね。

フライングで妊娠検査薬を使う方は化学流産も知っておいて!!

生理予定日前に妊娠検査薬を使う際に知っておくべきことのひとつに、化学流産があります。

早期の検査で陽性が出ても、後日の検査で陰性になることがあります。これは一時的に着床したものの、継続できず妊娠には至らなかったというケースです。化学的流産(生化学的妊娠)といって、特別な処置や治療は必要ありません。しかし、検査を行わなければ妊娠に気づかず、生理が遅れて来たと思うだけのことが多いのです。早く検査したばかりに、流産したことに気づいてしまうということも。

https://aih-net.com/pikarada/birth/3146/

つまり、フライングの時期の妊娠検査薬で″妊娠検査薬上は妊娠していた″としても、その妊娠が継続せずにそのまま生理が来てしまう、ということですね。

この場合、妊娠検査薬で陽性反応が出てものちに陰性になる、ということになります。

きちんと生理予定日1週間後まで待ってから妊娠検査薬を使っていれば、知るはずのなかった妊娠と流産。

フライングで妊娠検査薬を使ってしまったがために、悲しい想いをしないといけなくなることもあるんですね。

私も流産を経験していますが、流産による悲しみや喪失感は自分で想像していた以上のものでした。

化学流産という言葉を知っていながら、それでも私がフライングで妊娠検査薬を使っていたのは、その周期のタイミングの取り方が成功だったのか失敗だったのか知りたかったし、その結果をまた次の周期に生かしたかったからです。

妊娠検査薬のフライングは、賛否両論本当に色んな考え方があると思います。

旦那様やパートナーとしっかり相談した上で、妊娠検査薬を使う時期を決めてくださいね!!


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